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[ 時代・捕物帳/歴史ミステリ ] 狐憑きの娘　浪人左門あやかし指南 平松左門
輪渡颯介	出版月: 2010年01月	平均: 6.00点	書評数: 1件

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講談社 2010年01月

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No.1	6点	猫サーカス	2021/08/28 19:10
左門と甚十郎のコンビが奇怪な事件に挑む「浪人左門あやかし指南」シリーズの第四弾。三人組の子供が侍の水死体を発見、その直後に二人が変死する。事件を調査する左門と甚十郎は、子供たちが通っていた手習い塾の師匠の娘が狐に憑かれたとの噂や、甚十郎が斬った男の幽霊の出現などの怪現象に直面。さらに甚十郎と狐憑きの娘の結婚話までが持ち上がってしまう。怪談の数々を意外な形で結び付けて謎を解く左門の推理は、純粋にミステリとして読んでもレベルが高い。普段は見えない闇を扱う怪談を使って、現実社会にも表にも出ない巨悪があることを暴いた離れ業にも驚かされた。