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[ サスペンス ]
ランナウェイ
ハーラン・コーベン 出版月: 2020年12月 平均: 7.00点 書評数: 1件

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小学館
2020年12月

No.1 7点 2022/11/29 21:48
1995年からスポーツ・エイジェントのマイロン・ボライターを主役としたミステリを発表して評判になった作者の、2019年発表シリーズ外作品です。文庫本で600ページを超える大作ですが、人間関係の説明なども明確に書かれ、読みやすくできています。
カバー解説では「著者のフェアな目線」と書かれていますが、これについて巻末解説では「これは最先端の物語だ」という見解の下、現代の情報社会に対するコーベンの眼差しは「限りなく″公正(フェア)だ」〟と説明されています。コーベンを読んだのは初めてなので、他の作品についてはわかりませんが、本作はむしろネット世界の一部である遺伝子情報サイトからの知識で何が起こり得るかという点を基にして構成された作品という気がしました。
2人の殺し屋とその依頼人が最後あまりに間抜けな情報不足をさらけ出すなど、ご都合主義も見受けられますが、充分楽しめる内容になっています。


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ハーラン・コーベン
2020年12月
ランナウェイ
平均:7.00 / 書評数:1
2002年10月
唇を閉ざせ
平均:6.00 / 書評数:1