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[ 警察小説 ] 時計仕掛けの歪んだ罠 |
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アルネ・ダール | 出版月: 2020年07月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
小学館 2020年07月 |
No.1 | 6点 | 猫サーカス | 2020/09/29 18:42 |
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スウェーデン国内で起きた3件の少女失踪。サム・ベリエル警部は、ある確信に基づいて連続殺人だと主張するが、上司は認めない。やがてベリエルは、どの現場にもいた不審な人物を尋問することに。だが、その先には、彼自身も予想しなかった状況が待っていた。上司と衝突してでも自分の確信に従って捜査を進めようとするベリエルの個性がまず印象に残る。同時に、何かを予見していたかのような態度も。そうした小さな違和感が伏線となって、後に回収される精緻な作りの作品。攻守が二転三転する尋問のシーンの緊張、それに続く意外な展開も忘れがたい。登場人物たちの強烈な意志、そして事件の驚きに満ちた展開が堪能できる。 |