皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ SF/ファンタジー ] ピッツェリア・カミカゼ |
|||
---|---|---|---|
エトガル・ケレット | 出版月: 2019年11月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
河出書房新社 2019年11月 |
No.1 | 6点 | まだ中学生(仮) | 2020/06/22 18:15 |
---|---|---|---|
イスラエルの作家の中編小説。「クレネルのサマーキャンプ」を国際漫画大賞のアサフ・ハヌカがコミック化。
自殺者だけが集まる世界を舞台に、男女3人の奇妙な道行きが描かれる。生前暮らしていたテルアビブそっくりの町で働く「オレ」。死後間もなく最愛の恋人エルガも自殺したと知り、男友達アルと彼女を探す旅に。途中で美人ヒッチハイカーも加わり、「意味のない奇跡」に満ちたサマーキャンプに辿り着く。 ケレット作品の持つシニカルな笑いと、エスプリの効いたオールカラーの絵が絡み合って、死後もなお人々にまとわりつく「生」の悲哀をあぶり出す。 |