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[ サスペンス ]
11月に去りし者
ルー・バーニー 出版月: 2019年09月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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ハーパーコリンズ・ ジャパン
2019年09月

No.1 6点 猫サーカス 2019/12/31 19:39
1963年。ギャングの幹部ギドリーは、ケネディ大統領暗殺の報に身の危険を感じる。彼が命じられて実行した仕事は、どうやら暗殺の下準備だったらしい。証拠隠滅のため自分も消される。そう考えた彼は、縄張りの街を捨てて西へと逃げる。一方、田舎町に暮らすシャーロットは、自堕落な夫との閉塞した日々を捨て、2人の娘を連れて西へと向かう。やがて両者の軌跡は重なり合うが、組織の殺し屋がギドリーを追っていた。今の境遇から逃れようとギドリーとシャーロット。ターゲットを追う殺し屋。それぞれの視点から、三者三様の生き方が語られる。偶然の出会いが予期しない展開を招き、それぞれの境遇を変えてしまう。主役の3人はもちろん、シャーロットの娘たち、殺し屋の運転手を務める黒人少年など、脇役の一人一人も印象に残る。最終章も、語られなかった事柄を想像させて味わい深い余韻を残す。登場人物の存在が忘れがたい作品。


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ルー・バーニー
2019年09月
11月に去りし者
平均:6.00 / 書評数:1
2014年08月
ガットショット・ストレート
平均:5.00 / 書評数:1