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[ 時代・捕物帳/歴史ミステリ ] 遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠 遺跡発掘師・西原無量 |
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桑原水菜 | 出版月: 2014年12月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
KADOKAWA/角川書店 2014年12月 |
No.1 | 6点 | makomako | 2019/11/03 09:27 |
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桑原水菜氏の作品は初めて読みました。コミックなども書いておられるようですが、作家さんとしても活躍中とのこと。
この作品は歴史ミステリーの範疇に入ると思いますが、多分にファンタジーの要素が強く、ひと昔前の伝奇小説(古いな)といったくくりに入りそうです。 こういった作品は個人的には好みなので、興味深く読みました。読みやすく誰でもさらっと読めそうです。 作者は史学部卒業とのことで基本歴史的なベースを外してはいませんが、純粋な歴史推理として読めば拍子抜けするかもしれません。 ただ主人公の無量の言葉が、「--っす」を連発し、関東人でない小生などにはいかにも薄っぺらな感じがしました。またヒロインの萌絵が突然少林寺拳法の使い手だったことになったのはいかにも漫画風で、作品の雰囲気がいっぺんに変わってしまっことは否めません。 まあこういった雰囲気を飲み込んで読めば楽しめる小説だと思います。 続編も出ているようだから読んでみましょう。 |