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[ 警察小説 ]
要塞島の死
女性刑事マリア・カッリオ
レーナ・レヘトライネン 出版月: 2014年05月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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東京創元社
2014年05月

No.1 6点 猫サーカス 2019/01/24 18:06
フィンランドの女性刑事マリア・カッリオが活躍するシリーズの邦訳3作目。出産休暇の最後にマリアは、かつて要塞だった島を家族と訪れる。島では約1年前に、かつての恋人が転落死していた。当時を思って胸を痛め、また妙に心をひかれる男性との出会いもあった旅を終えると、マリアは複雑な思いで仕事に復帰する。だが間もなく、島のオーナーの男性が、元恋人の遺体発見現場近くで死んでいるのが発見された。またも事故なのか、それとも他殺なのか?2人の死に関係があるのか?育児休暇を取ってくれた夫に幼い娘を預け、マリアは捜査に奔走する。なんといっても小柄ながらタフな主人公のマリアが魅力的。警部として、母として、妻として、そして女として、いくつもの顔を持ち悩み傷つきながらも、自分の気持ちにまっすぐ向き合おうとする姿勢が凛としていて共感を覚える。応援したくなるヒロインだ。


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レーナ・レヘトライネン
2014年05月
要塞島の死
平均:6.00 / 書評数:1