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[ SF/ファンタジー ]
3つの鍵の扉
ソニア・フェルナンデス=ビダル 出版月: 2013年11月 平均: 7.00点 書評数: 1件

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晶文社
2013年11月

No.1 7点 猫サーカス 2018/07/23 15:15
物理学者たちが半世紀かけて探し続けてきたヒッグス粒子が見つかり、存在を予言した2博士がノーベル賞を受賞した事は記憶に新しい。では、素粒子とは何か。関連書も多数出版される中、本書の魅力の一つは楽しく読める冒険ファンタジーであること。(子供向けに書かれているのでわかりやすい)量子の世界に迷い込んだ少年が未知の出会いと冒険を通して成長するが、そこでの不思議は魔法や超能力ではなく、私たちの日常を構成し、私たちのテクノロジーを支えている要素。量子暗号や量子テレポーテーションなど夢のように語られる技術、最先端科学は実現している。主人公だけではなく読者もまた驚きに満ちた世界にいる。一読後は日常を見る目が変わると思う。


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ソニア・フェルナンデス=ビダル
2013年11月
3つの鍵の扉
平均:7.00 / 書評数:1