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[ 本格/新本格 ]
葬送行進曲殺人事件
由良三郎 出版月: 1985年05月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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新潮社
1985年05月

新潮社
1988年06月

No.1 6点 nukkam 2017/10/21 21:52
(ネタバレなしです) 1985年発表の本書はタイトルから結城鉄平シリーズを期待する読者もいるかもしれませんが非シリーズの本格派推理小説で、音楽に関する描写もありません。とはいっても名探偵役の飄々としたキャラクターは結城鉄平に通じるところがありますが。最初の4章で企業秘密が漏洩し、金庫の中から指紋が発見されたことから守衛の逮捕、そして判決が出たところで一段落します。5章からは舞台ががらりと変わり、葬儀場で棺の中から頭が2つと胴体が1つ、押入れから胴体が1つ発見されるという怪事件の謎解きが始まります。両方の事件に関係する人物がいたことから2つの事件の謎解きは融合し、容疑も転々とします。トリックもありますが一番印象に残るのは犯人の計画の緻密さでした。あまりに細部までこだわり過ぎて間抜けな警察を上手くミスリードできなかったところまで丁寧に謎解き説明されます。


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由良三郎
1990年03月
悪魔の呼気
平均:6.00 / 書評数:1
1989年12月
黄金蜘蛛の秘密
平均:6.00 / 書評数:1
1988年08月
人体密室の犯罪
平均:6.00 / 書評数:1
1987年08月
裏切りの第二楽章
平均:5.00 / 書評数:1
1985年06月
殺人協奏曲ホ短調
平均:5.00 / 書評数:1
1985年05月
葬送行進曲殺人事件
平均:6.00 / 書評数:1
1984年06月
運命交響曲殺人事件
平均:6.00 / 書評数:3