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[ 本格 ]
葡萄色の死
マーティン・ウォーカー 出版月: 2012年11月 平均: 7.00点 書評数: 1件

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東京創元社
2012年11月

No.1 7点 猫サーカス 2017/09/06 20:59
フランス南西部の村が舞台。遺伝子組み換え作物を極秘に研究していた国の試験場が放火され、警察署長ブルーノが捜査に当たるが、折しも米国の大ワイン会社が土地の買収を打診してきたという展開。大きな利害が絡み、村内でさまざまな思惑が交錯する。小さな村ならではの人間模様も興味深いし、ブルーノの恋愛、葡萄を足で踏むワイン作りの情景など、本筋以外の魅力も盛りだくさん。中でもトリュフをたっぷり入れたオムレツと山シギ(ベカス)とワインの供宴は乗ぜんもの。美食とワインに目がない方にはぜひお薦めしたい。


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マーティン・ウォーカー
2012年11月
葡萄色の死
平均:7.00 / 書評数:1