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[ 本格 ]
緑の髪の娘
スタンリー・ハイランド 出版月: 2016年11月 平均: 4.00点 書評数: 1件

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論創社
2016年11月

No.1 4点 nukkam 2016/11/12 23:26
(ネタバレなしです) 「国会議事堂の死体」(1958年)から長い空白を経て1965年に発表されたミステリー第2作の本格派推理小説で、織物工場の染料桶から緑色に染まった女性工員の死体が発見されるというショッキングな事件を扱っています。論創社版の巻末解説で評価が賛否両論の作品として紹介されていますが、その中で「性格描写も推理もない。だが容疑者は数多い」という評価に私は一票を投じたいです。刑事たちが手分けして捜査しているのですが場当たり的に容疑者が増えていくばかり、しかも被害者との関係が整理されていないので物語のだらだら感は相当なもの。この読みにくさはグラディス・ミッチェルといい勝負かも。読解力が読者平均を大きく下回る私には本書の英国風ユーモアを楽しむ余裕などありませんでした。


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スタンリー・ハイランド
2016年11月
緑の髪の娘
平均:4.00 / 書評数:1
2000年01月
国会議事堂の死体
平均:6.25 / 書評数:4