皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格 ] 悪意の家 骨董商ドーラン・フェアウエザー シリーズ |
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モリー・ハードウィック | 出版月: 1992年09月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
社会思想社 1992年09月 |
No.1 | 5点 | nukkam | 2016/10/01 06:35 |
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(ネタバレなしです) テレビ脚本家でもある英国のモリー・ハードウィック(1916-2003)にはドラマ脚本を小説化した作品や、放送作家でもある夫のマイケル・ハードウィック(1924-1991)との共著などもありますが1986年発表の本書はオリジナル小説として単独執筆された骨董商のドーラン・フェアウエザーシリーズの第1作です。序文に「セイヤーズの思い出に」と書かれていますがドーランが随所で古典文学からの引用をするのはセイヤーズの影響でしょう。前半はサスペンス小説、後半は本格派推理小説の構成を取っていますが、緻密な推理による犯人指摘でなく体当たり的はったりをかませて犯人の自白を引き出したという印象が強かったです。文章は読みやすいです。 |