皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格 ] スリー・パインズ村と警部の苦い夏 ガマシュ警部シリーズ |
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ルイーズ・ペニー | 出版月: 2012年07月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
武田ランダムハウスジャパン 2012年07月 |
No.1 | 5点 | nukkam | 2016/03/07 01:05 |
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(ネタバレなしです) 2008年発表のガマシュ警部シリーズ第4作の本格派推理小説です。「スリー・パインズ村と運命の女神」(2006年)では凍った湖上の感電死というユニークな謎がありましたが、本書でも巨大な彫像をどうやって倒したのかわからないという魅力的な謎が提示されます。それだけでなく他にも様々な謎がばらまかれ、本格派推理小説好きにとっては読み応えたっぷりです。ただ過去作品の容疑者を再度容疑者として登場させたのは感心できませんでした。過去作品でその人が犯人でないという、一種のネタバレになってしまいますから。やはり容疑者は常に新しい人材を発掘しなくては(笑)。また一部の謎(被害者はなぜ両手を広げていたのかなど)がすっきり解決されていないのも少々もどかしさを覚えました。 |