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[ サスペンス ]
待ちに待った個展の夜に
ローズ・トレヴェニアンシリーズ
ジェイニー・ボライソー 出版月: 2008年10月 平均: 4.00点 書評数: 1件

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東京創元社
2008年10月

No.1 4点 nukkam 2016/03/07 01:00
(ネタバレなしです) 「クリスマスに死体がふたつ」(1999年)の最終章で個展を開くことが決まったローズ・トレヴェニアンが友人のエッタから娘のサラが口をきいてくれず、ドラッグをやっているのではないかと相談を受け、更にサラの兄ジョーが死亡する事件が起きる、2000年発表のシリーズ第4作です。読者が自力で謎解きできる要素がほとんどありませんし、仮に謎解き伏線が張ってあったとしてもこの真相では本格派推理小説ファンの受けはよくないと思います。ローズが大活躍しているという印象はそれほどありませんが、それ以上にジャック・ピアース警部の捜査は後手後手に回っている感が強く、運のよさで解決されてしまったような気がします。犯罪によって乱された心や生活がどう修復されるのかを見守るという読み方が合っているかと思います。


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ジェイニー・ボライソー
2008年10月
待ちに待った個展の夜に
平均:4.00 / 書評数:1
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