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愛さずにはいられない
生島治郎 出版月: 1967年01月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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三一書房
1967年01月

旺文社
1984年04月

No.1 6点 斎藤警部 2022/01/19 01:29
血が足りない/ブルー・ムーン/最後の賭け/夜も昼も/夜の腐臭/夜の証言/氷の城/愛さずにはいられない (旺文社文庫)

感触はだいたい湿潤ハードボイルド。 最初の三篇、物語自体もさることながら、人間描写的な部分に、割り切らないゴテッとした余りやら、隠してあからさまにしない要素を残して終わる質感が、後を引く。愚連隊にヤクザ者、ちょいと心が動く不如意の人生ドラマ。特に一作目の’こども’はなあ。。。  続く「夜シリーズ」?三連打は、ヒネリ淡く結末直行の悲劇や、気色悪いチャンチャン話など続くが、どの作もミステリ性あるいは人情ドラマのどちらかにもう少し力を籠めればグッと来そうな所、惜しい。 ラス前「氷の城」は大麻商売の話。軽薄な発端からは予想も付かない重く怖い(ちょぃとポゥを思わせる)結末にやられた。 最後の表題作はやや異色。ヒロインは売り出し中の作詞家。もっともミステリ色濃くサスペンスフルに進行するが、真相がちょっと、現在の感覚だと(不謹慎かも知れないが)トンデモ方面に流れたか。「イリ◯◯◯」って何だよ。。 でもまあ、総じて愉しい、ごたまぜ通俗短篇集でしたよ。


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生島治郎
1999年12月
修羅の向う側 志田司郎探偵事務所
平均:6.00 / 書評数:1
1993年10月
浪漫疾風録
1990年02月
死に金稼業
平均:6.00 / 書評数:1
1985年05月
密室演技
平均:6.00 / 書評数:1
1985年03月
犯罪ハネムーン―新婚刑事事件簿
平均:6.00 / 書評数:1
1982年05月
犯罪ラブコール―のんびり刑事未解決事件簿
平均:6.00 / 書評数:1
1981年03月
銀座迷宮クラブ
平均:6.00 / 書評数:1
1977年06月
危険な女に背を向けろ
平均:5.00 / 書評数:1
1976年01月
白いパスポート
平均:6.00 / 書評数:1
夢なきものの掟
平均:5.00 / 書評数:1
1975年05月
死者だけが血を流す
平均:7.00 / 書評数:1
1975年01月
報酬か死か
平均:6.00 / 書評数:1
1973年01月
裏切りの街角
平均:6.00 / 書評数:1
1971年01月
あの墓を掘れ
平均:7.00 / 書評数:1
殺しの前に口笛を
平均:8.00 / 書評数:1
1970年01月
狙われる男
平均:7.00 / 書評数:1
男たちのブルース
1969年01月
死はひそやかに歩く
平均:7.00 / 書評数:1
1968年01月
悪人専用
平均:6.00 / 書評数:1
1967年01月
愛さずにはいられない
平均:6.00 / 書評数:1
追いつめる
平均:8.00 / 書評数:3
1966年01月
東京2065
平均:6.00 / 書評数:1
1965年01月
黄土の奔流
平均:8.00 / 書評数:2
1964年01月
傷痕の街
平均:7.50 / 書評数:2