梶元さんの登録情報 | |
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平均点:6.25点 | 書評数:4件 |
No.4 | 3点 | 仮面山荘殺人事件 東野圭吾 |
(2005/07/15 04:47登録) 叙述があまりにも不自然で、見え見えなため、途中で犯人と仕掛けまで読めてしまった。 ここまでわかってしまったのはこの作品くらいなので、かなり無理があったのでは? |
No.3 | 9点 | 鉄鼠の檻 京極夏彦 |
(2005/07/13 15:11登録) 京極版「薔薇の名前」という評判だったので、期待して読んだのだが、今風のエンターティメントだった。 だが、ここまで楽しませる要素を詰め込んでいるのは評価できる。花やしきや見世物小屋がSFXになったような面白さ! |
No.2 | 3点 | レディ・ジョーカー 高村薫 |
(2005/07/13 15:03登録) 左翼臭強すぎ。 作者が左翼なのはいいとしても、登場人物が現代日本で極左に類する考え方を持っていても、あたかも普通のように描写されるのは、違和感ありすぎ(シモーヌ・ヴェイユを愛読する新聞記者など、変わり者の左翼主義者と書かれるならまあ納得するんだが)。 文章や世界観ががあまりにも高橋和己の影響を受けすぎている。 いっそ60年代の話にすればよかったのに…。 |
No.1 | 10点 | 火車 宮部みゆき |
(2005/07/13 14:50登録) 身内が死んでいて欲しい、と願う心理、それを見て相手を愛していながらぞっとする心理、双方に感情移入できるだけに辛い話。 ラストもさることながら、「あの人は鬼よ」のくだりが、グサッときた。 間接的な描写が悲惨さを際立たせていたと思う。 社会派というより女流ならではの作品。 |