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ミステリの祭典

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点と点さんの登録情報
平均点:9.43点 書評数:7件

プロフィール| 書評

No.7 10点 黒いトランク
鮎川哲也
(2023/08/31 18:09登録)
鮎川なら黒いトランクよりペトロフ事件やほかの短編のほうが好きだとか通ぶってた時期があったが結局これが最高傑作なんだよ
これを超えるアリバイ崩しを教えてくれよと(点と線はまた別ね)


No.6 10点 時空旅行者の砂時計
方丈貴恵
(2023/08/31 17:57登録)
コイツァ久しぶりにスゲー新人が来た
これはまだ広くお勧めできる作品だがこれ以降どんどんニッチになっていくのも見どころ。鮎川哲也賞はなぜかほかの新人賞に比べてアテになるさすが鮎川。同じ特殊設定もので鮎川哲也賞の屍人荘は非ミステリ好きをも巻き込んだ人気作品であるのに対して、こちらはちとヒットしてないようだ。アミュレット・ホテルとかから少しでも著者人気が出ることを願う。


No.5 10点 孤島の来訪者
方丈貴恵
(2023/08/30 18:19登録)
鮎川哲也賞でヤベー奴が来たとマークしていた作者の2作目
「書きようによっては更なる傑作となった」とレビューしている方がいるがまことに同意。これアイツとかが書いたら死ぬほど面白かっただろうなと妄想してしまった。しかしこの優れたアイデアを評価せずにはいられないというのがミステリ読みの性。1作目はまぐれ当たり、2作目から作家の本領が出るなんて巷ではよく聞くが、この作者は紛れもなく本物だ。


No.4 9点 名探偵に甘美なる死を
方丈貴恵
(2023/08/30 18:04登録)
1作目と2作目でネタを使い果たしたのではないかという疑念。しかし3作目でも方丈は期待にしっかり応える。複雑で難解な設定を理解したご褒美に必ず瞠目の仕掛けを用意している。
そりゃあごく一部の変な奴からしかウケないわけだ。


No.3 7点 アミュレット・ホテル
方丈貴恵
(2023/08/29 18:21登録)
面白い。
方丈の過去作のマニア受け極振りな設定に比べるとかなりキャッチ―な設定。いつもよりもの足りないけど初重版で喜んでいる作者を見るとあまり何も言えない…


No.2 10点 点と線
松本清張
(2023/08/29 06:59登録)
個人的に思い入れのある作品


No.1 10点 名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件
白井智之
(2023/07/04 18:23登録)
夕木春央の「方舟」や方丈貴恵の「名探偵に甘美なる死を」などレベルの高かった2022年の他作品にぶっちぎりの票数差をつけて「本格ミステリ大賞」を受賞したのが本作品。
他にも「このミステリーがすごい」では呉勝浩の「爆弾」に惜敗し,第2位に甘んじることになったが,「2023本格ミステリベスト10」では堂々の第1位
パズラーを重視する本格ミステリとしてはひとつ新しい次元に到達したのではないかと読了後素直にそう感じた。20年間のベストを決める本格ミステリ・ベスト・オブ・ベスト10では三津田信三の「首無の如き祟るもの」が選出されたが,今後この企画がまたあれば「名探偵のいけにえ」が勝ち取ってくれるだろうと信じている。

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