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ミステリの祭典

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ハッターさんの登録情報
平均点:8.33点 書評数:3件

プロフィール| 書評

No.3 9点 慟哭
貫井徳郎
(2015/09/13 14:29登録)
仕掛けを見抜いたという読者が多いようですが、改めて読み直してみるととても入念に作り込まれていて矛盾もなく、非常に完成度が高い作品だと思います。


No.2 7点 黒のエチュード
リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
(2015/02/08 18:26登録)
なぜかウチにはデアゴスティーニ発売の刑事コロンボのDVDが全巻揃っているのですが本日、本作を視聴しました。

このシリーズは子供でも楽しめるぐらい解りやすいドラマでありながら大人の賞味にも十分耐えうるものであり、ミステリーファンには恰好の息抜きエンターテインメントになると思います。
確かに多少の古さは如何ともし難いですが、そこがまた「古き良きアメリカ」の雰囲気に溢れていて味があります。大抵犯人(あるいは被害者)の家は今時ビバリーヒルズでも見られるかという豪邸、車は全長何メートルあるんだというノーズとテール。個人的にはレストランやバーや空港のラウンジなんかが「いい感じ」ですが、それと超庶民的なコロンボの対比が心地いい。そして途中に挿まれるちょっとしたロマンスやヒューマニズムなどもグッドテイストです。

本作はコロンボシリーズの中ではさほど目立った作品ではないかもしれませんが、コロンボの持ち味である「しつこさ」がかなり色濃く出た作りになっています。決め手は始めからわかっている一点だけですが、途中コロンボの狙いが外れるところなどは予想外で決して紋切り型ではないストーリーに仕上がっています。


No.1 9点 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
麻耶雄嵩
(2015/02/06 14:44登録)
10年以上前に読みました・・・

凄いですよね。
首切り後のアノ話だけでもブっ飛びそうになるのに、異様な雰囲気の中で凡そ場違い甚だしい「見立て」が語られた時には目眩がしました。まぁ真相は・・・でしたが。

読み終わってみれば、大真面目な顔でふざけまくっているな、という印象でした。

(記憶違いで頓珍漢な感想だったらすみません。)

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