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ミステリの祭典

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厭魅の如き憑くもの
刀城言耶シリーズ

作家 三津田信三
出版日2006年02月
平均点7.24点
書評数46人

No.6 8点 dei
(2009/05/02 20:45登録)
ミステリとしても、ホラーとしても、上々。

No.5 8点 touko
(2009/01/10 15:43登録)
坂東眞砂子を思い起こさせる因習と怨念に満ちたとにかくおどろおどろしい民俗ホラーと本格ミステリがうまく融合していて、楽しめました。
それぞれの手記の併記という手法もよかったと思います。

No.4 8点 おしょわ
(2008/12/07 15:23登録)
神の視点、良かったです。

No.3 8点 マニア
(2008/02/03 22:24登録)
表紙の帯の「民俗ホラーと本格ミステリーが、驚天の結末に禍々しく結晶する!」という煽り文に偽りなし!!

因習にとらわれた閉鎖的な村、対立する2つの名門旧家
それぞれの陰謀を胸に蠢く登場人物と怪異な事件
憑き物筋の旧家に伝わる陰気な祭祀と過去に起きた不可解な事故(!?)
巫女、憑座、山神様、蛇神様、ナガボウズ、厭魅
生霊、神隠し・・・舞台設定にこれ以上何を望もうか!雰囲気、ストーリーともに秀逸な傑作。

ただ、賛否分かれる叙述の件に関しては自分も分かりづらいと感じた。伏線を指摘されてもピンとこなかった。少し残念・・・。

原書房のミステリーリーグの刀城シリーズは表紙のイラストが美しい!

No.2 10点 ウィン
(2008/01/12 21:11登録)
横溝正史の作品のような世界観である。
最後まで読み終わると、これはホラーなのかミステリなのかよく分からなくなり、最後に妙な恐怖感が残った。
上手くホラーとミステリが融合している作品だと思う。
民俗学が絡んでくるのも、そういうミステリが好きな者としては嬉しい限りである。

No.1 8点 猫こねこね
(2007/12/11 15:58登録)
三津田信三の出世作でもある(刀城シリーズ)の一冊目。
心理的盲点をついたトリックは、わかってみると「ふーん」
で終わらせられるしろもの。
でも、隔絶された田舎の、旧家の雰囲気だけで8点を与えることができる一冊。

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