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ミステリの祭典

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鬼女の鱗
宝引の辰捕者帳

作家 泡坂妻夫
出版日1988年03月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 6点 虫暮部
(2022/04/16 12:24登録)
 泡坂妻夫の時代物は、以前読んだ時にまるで楽しめなかったので途中で止めてしまった。此度再び手に取ってそれなりの味わいを感じられたのは “これは同作者の現代ミステリとは別物” と割り切ったおかげか。とはいえ「江戸桜小紋」の真相が亜愛一郎シリーズみたいで一番良かった、と思ってしまうあたり修行が足りんな~。

No.2 6点 kanamori
(2010/08/17 18:25登録)
宝引の辰捕者帳シリーズの第1短編集。
著者初の時代小説だと思いますが、物語の語り手を作品ごとに交代させる手法はユニークながら、シリーズ第1作だけに主要人物の設定説明が不十分なまま視点人物が変わることで、感情移入しづらい感じをうけました。
収録作では、不可能トリックものの「日吉の死人形」などミステリ趣向が強いものより、花魁の心情の謎を描いた「辰巳菩薩」などの人情ものが印象に残っています。

No.1 4点 Tetchy
(2007/10/17 17:20登録)
意外に面白くなかった。
時代物に慣れていないこともあったかもしれないが、なんかのめりこめなかった。

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