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ミステリの祭典

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エヌ氏の遊園地

作家 星新一
出版日1971年11月
平均点6.25点
書評数4人

No.4 6点
(2024/08/28 16:15登録)
いつものショートショート集。
「ノックの音が」みたいに、全作が「エヌ氏」だと記憶していたが、エヌ氏の登場は半分ぐらいだろうか。エス氏やエム博士、二郎や三郎も登場する。
ひねりもあれば、恐怖もユーモアもある。でも「ボッコちゃん」よりは少し落ちるかな。

No.3 7点 Tetchy
(2017/05/21 00:59登録)
この辺まで来ると、過去のショートショート集とタブった作品も出てくる。「尾行」と「協力的な男」は実に星新一らしい作品。

No.2 5点 ムラ
(2013/08/12 21:13登録)
登録されていたのを見つけたので久々に再読
星新一らしいショートショートが詰まった作品で面白い一品
有名なのは「殺し屋ですのよ」だろうか。個人的に一番好き(もしくわ怖い)のは「危険な年代」だろうか。

No.1 7点
(2013/08/10 23:43登録)
31編を収めたショートショート集です。ただし『夕ぐれの車』だけは30ページ以上もある作品で、星新一らしいシニカルなユーモアも感じられますが、誘拐を扱った軽いながらも暗めの犯罪小説で、読み終えてみるとちょっといい話、といった印象を受けました。比較的長いとはいえ、他の作家だったら中編にでもしそうな内容です。
その他にも新潮文庫『ボッコちゃん』にも入っている『殺し屋ですのよ』を始め、『波状攻撃』『危険な年代』『紙片』など気の利いたオチのあるミステリが多く、SF・ファンタジー系は9編のみです。そんなわけで本サイトにも登録してみました。
ところで本書に限らず星新一の作品でよく出てくる「エヌ氏」については、不特定の匿名人物を表すようですが、Nobody、Neutral等の頭文字でもあるわけですから、作者の意図に最もふさわしいアルファベット(を表すカタカナ)なんでしょうね。

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