さまよう刃 |
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作家 | 東野圭吾 |
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出版日 | 2004年12月 |
平均点 | 6.65点 |
書評数 | 26人 |
No.6 | 8点 | 白い風 | |
(2008/10/26 18:15登録) 遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作ですね。 個人的には勧善懲悪なテーマは好きなもので、評価8(高過ぎる?) 単純な復讐劇で終わらずに、+謎の密告電話と云うミステリ性も加わり楽しめました。 ただ、内容の賛否を含め、ちょっとクセもあるので読者を選びそうですが…。 |
No.5 | 6点 | いけお | |
(2008/07/26 09:22登録) テーマに対しての議論は別にして、エンターテイメントとしても完成度が高く退屈しなかった。 |
No.4 | 7点 | COBRA | |
(2008/06/13 13:57登録) 正解の無いテーマなので、正解は無いが物語として面白い。 |
No.3 | 7点 | あびびび | |
(2008/06/03 19:14登録) 少年犯罪だからと高をくくる真のワル。そんな相手に司法は通じないと復習を誓う被害者の父親。殺せ、殺せと暗黙に世間が言う。しかし…。 今は自分が少年ではないから言えるのかも知れないが、本当に少年法改正は必要なのでは。改悛なんて今の時代の人間はそんなに幼くはないはず。 最後のシーン、自分は穏健派だと思っているが、あの悪ガキ、誰かが殺って欲しかった。それなら10点なのに。でも新聞の連載ということで、思いとどまったのだろうな……。作者も我慢して。 |
No.2 | 6点 | こう | |
(2008/06/02 01:34登録) テーマは重く娘を殺された父親の復讐の話ですが手紙では犯人の家族を扱い、この作品では加害者の人権に対し報われない被害者の家族をうまく書いていると思います。 20年前の海外作品でHデンカーの復讐法廷という力作がありますがそれを思い出します。ただいかにもアメリカ的結末のその作品に比べさまよう刃の方がテーマを掘り下げている気がします。 父親に娘を殺した犯人を殺させてやれよ、と読者に思わせる書き方は凄いです。ミステリではないですが考えさせられる作品でありテーマだと思います。実際の個人的な復讐を作者が容認しているわけではないでしょうが作品を離れて考えさせられる作品だと思います。ただ読んで楽しいかというと楽しくはないです。 |
No.1 | 8点 | akkta2007 | |
(2007/07/21 20:35登録) 主人公が娘の敵討ちをしようとする作品である。 しかしこの作品を読んでいると主人公を助けてやりたい気持ちになるのはなぜだろう。 敵討ちは犯罪であるが・・・・ 夢中で読める作品には違いない。 |