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ミステリの祭典

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青雷の光る秋
ジミー・ペレスシリーズ シェトランド四重奏

作家 アン・クリーヴス
出版日2013年03月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 4点 ボナンザ
(2023/02/05 20:08登録)
島の人物たちやペレスの心理描写を濃い目に描いているため、犯人当てとしてはそれほど面白いわけではない。刑事ものの延長かな。

No.2 6点 猫サーカス
(2019/06/03 19:40登録)
英国のシェットランド諸島を舞台にした4部作の完結編。ペレス警部は婚約者のフランを両親に紹介しようと、故郷のフェア島を訪れた。しかし、婚約パーティーの翌日、著名な野鳥監視員のアンジェラが殺害されているのが見つかる。嵐のせいで外部と遮断された島で、ペレスは一人で捜査を始める。このシリーズの魅力はなんといっても、登場人物の心理とその人間関係を緻密に描くことで、事件の動機を徐々に浮かび上がらせていくところ。今回はペレスのプライベートも物語の読みどころになっている。もうひとつの大きな魅力、島の荒々しい自然も堪能でき、衝撃のラストとともに強い印象を残す。

No.1 6点 nukkam
(2016/01/27 17:38登録)
(ネタバレなしです) 2010年発表のシェトランド四重奏最後の作品となった本格派推理小説で、ジミー・ペレス警部が婚約者のフランを連れて故郷のフェア島へ戻って事件に巻き込まれます。何と前半は嵐の孤島状態となりペレス以外にプロの捜査官がいないのですが、その割にはのんびりしているとは言わないまでも緊急事態という切迫感が乏しく、手ぬるい捜査に感じました。しかし最後には衝撃的な結末が待っています。ちなみにジミー・ペレスシリーズはこの後も続いて書かれます。

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