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ミステリの祭典

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崑崙遊撃隊

作家 山田正紀
出版日1978年05月
平均点7.00点
書評数3人

No.3 7点 虫暮部
(2020/05/27 11:41登録)
 ロスト・ワールドの冒険小説としては快作なのだが、結末で述べられる、崑崙に関するSF要素はどうなんだろう。作者は根っこがSF者だからそうなってしまうんだよ、と考えるのはSFファンとして嬉しい。しかしこれは時代背景と登場人物の思想・言動が密接に絡み合った物語である。現代的視点のSF的解釈を付け加えたのは、浪漫を損なう蛇足であるようにも思える。痛し痒し。

No.2 8点 makomako
(2008/10/07 22:51登録)
このころの山田正紀はよかったなあ。ゆめがあってわくわくするものがある。この作品も読み易く知らない間に秘境の冒険の世界へ連れて行ってくれる。最近の作品はどうもぴんとこないものが多い。神々の埋葬、弥勒戦争、神狩り、氷河民族なんかは最高だった。こういった作品はもう書かないのだろうか

No.1 6点 ほげほげ
(2002/02/05 17:49登録)
話の流れや心理描写に荒削りなところがある作品ですが、秘境探検ものとして、崑崙の地の設定や描写は楽しめました。。

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