home

ミステリの祭典

login
長靴をはいた犬 神性探偵・佐伯神一郎
神性探偵・佐伯神一郎シリーズ

作家 山田正紀
出版日1998年09月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 7点 蟷螂の斧
(2014/02/28 14:32登録)
著者自薦のうちの1冊。読後のすっきり感(証拠や論理)を求めるミステリーではないと思います。変格ミステリーというのでしょうか?。殺人犯人と思われる者(男)は釈放あるいは死亡してしまうので、明確な証拠が提示されないまま、あやふやな状態となります。そして、聖女と呼ばれている女性を、探偵役は神の声で「あなたが犯人だ」といい、読者は更に?となってしまいます。犬神伝説を絡ませながら、人間の精神(深層)に迫ってゆく独特の雰囲気や舞台設定は楽しめます。聖女が過去に暴行を受け、それを助けようとした夫が殺害されるという事件の真相(動機)も明らかになり、ラストの推理はインパクトがありました。(ただし、有名な前例がありますが)

No.1 5点 流破
(2002/07/04 16:18登録)
前作(神曲法廷)と比べるとかなり弱いかな。
職業が前作:検事→本作:乞食ってのも極端です。

2レコード表示中です 書評