背後の足音 クルト・ヴァランダー |
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作家 | ヘニング・マンケル |
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出版日 | 2011年07月 |
平均点 | 6.33点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 6点 | 八二一 | |
(2024/03/07 20:20登録) 同僚刑事が殺されるシリアスな事件、綿密で着実な捜査、やがて浮かび上がる現代社会の歪み、そしてヴァランダーが糖尿病になってしまうというユーモラスな要素が、圧倒的に達者にまとめ上げられている。 |
No.2 | 6点 | YMY | |
(2019/12/23 18:35登録) 今回、ヴァランダーは長年の不摂生がたたり糖尿病と診断されてしまう。喉の渇きや疲労感と戦いながら、身を削るようにして犯人を追い詰めていく姿は人間臭く、共感を覚えた。犯人の視点からの不気味な描写を挟みながら、クライマックスになだれ込む展開もスリリング。厚い上下巻だが一気読みだった。 |
No.1 | 7点 | あびびび | |
(2019/03/10 22:22登録) ヘニングマイケルを読み始め、初めて面白いと感じた。今までの作品は分厚い上下に、我慢することもあったが、これは長さが気にならなかった。スゥェーデンでは、監督、脚本、その他MCや、講演と何でもこなす万能タイプで、巨匠の位置にあるらしいが、なるほどミステリ小説の世界でも多弁である。 |