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ミステリの祭典

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いたって明解な殺人

作家 グラント・ジャーキンス
出版日2011年03月
平均点5.00点
書評数3人

No.3 5点 八二一
(2020/02/03 21:51登録)
B級臭漂うどんでん返しサスペンス。一見単純に見えてひねりをきかせたストーリー。悪人や病的な登場人物ばかりでいて読ませる。

No.2 5点 YMY
(2019/10/26 09:44登録)
異常な妻との苦痛な結婚生活に耐えていたアダムだが、週末を愛人と過ごして帰ってくると妻が撲殺されて死んでいた。アダムは弁護士である兄に頼り、法廷闘争を繰り広げ始めるが。
徐々に明らかにされる過去の秘密と現代の事件が絡み合い、二転三転と最後まで続くサプライズが小気味よい法廷サスペンス。

No.1 5点 E-BANKER
(2011/08/23 22:08登録)
米新人作家による法廷&心理サスペンス。
作者はアトランタ在住で、知的障害者の権利保護運動に携わってきた人物(らしい)。
~頭を割られた妻の無惨な死体・・・その傍らには暴力壁のある知的障害の息子、クリスタルの灰皿。現場を発見した夫・アダムの茫然自失ぶりを見れば犯人は明らかなはずだった。担当するのはかつて検事補を辞職し、今は屈辱的な立場で検察に身をおくレオ。捜査が進むにつれ、明らかになる捩れた家族愛と封印された過去のタブー~

まぁ水準レベルの作品でしょうか。
若干、既視感のあるストーリーとプロットで、映画などでよく見る手合いです。(実際映画化されるようです)
前半は、子供を設けて幸せだったはずの家庭が、子供の知的障害を理由に、いびつに捩れていく過程が描かれ、そしてついに殺人が起こる。
後半は一転して法廷での場面が続き、
そして、お約束のようにどんでん返しが・・・
よく練られてる作品だとは思いますが、サプライズ感や刺激を求めるのならば、不満を感じるかもしれません。
ただ、処女作品ということを考えれば、十分に及第点は付けられるでしょう。
(ラスト、もう一捻りあればなぁー)

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