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ミステリの祭典

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地下街の雨

作家 宮部みゆき
出版日1994年04月
平均点6.50点
書評数6人

No.6 6点
(2018/02/24 23:27登録)
実は宮部みゆき初読です。
全7編、普通の犯罪事件が解決されるタイプのミステリは1編もありません。
冒頭の表題作はここまでしなくてもという気はしますが、意外なオチを持ったいい話という感じでした。『決して見えない』『混線』とホラーが2編、後者は平凡な出来で、怖いのは前者ですけど、これも多少もやもや感が残りました。『不文律』はよくわかりません。『勝ち逃げ』は誉めている人が多いのがうなずける秀作で、爽やかさを感じさせる種明かしの後のちょっといじわるなラストも好きです。警察官が主人公の『ムクロバラ』は、ミステリらしい設定だなと思って読んでいたら、これにもホラー的なところがあり、その点はそれほど感心しなかったのですが、オチをうまくまとめていました。これも好評な『さよなら、キリハラさん』はお婆さんの扱いに感心しましたが、論理的整合性に疑問を感じました。

No.5 5点 まさむね
(2014/08/10 10:20登録)
 反転重視の作品からホラー風味の作品まで、幅広い7編から成る短編集。
 気の利いた反転の「さよなら、キリハラさん」と表題作「地下街の雨」が良かったかな。「ムクロバラ」の狂気と温かさも印象的。

No.4 5点 884
(2004/09/22 16:01登録)
 初期宮部らしい感じ。
 一番読み応えがあったのが「ムクロバラ」、一番ハートフルだったのが「さよなら、キリハラさん」かな。「勝ち逃げ」はよくまとまってると思いますが、「不文律」は今一歩かと。

No.3 7点 ばやし
(2004/01/12 10:33登録)
この短編集は記憶に残ってますね^^なんか印象的でしたねー

No.2 9点 Alice
(2003/03/15 17:15登録)
さよならキリハラさんが大好きです。

No.1 7点 アデランコ
(2001/07/23 20:34登録)
映像化したらおもしろそうな作品ばかりでした。
最後の「さよなら、キリハラさん」は特におもしろかった。
でも「勝ち逃げ」が一番のお気に入り。

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