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ミステリの祭典

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命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇’75
二条実房シリーズ/改題『命に三つの鐘が鳴る 埼玉中央署新任警部補・二条実房』

作家 古野まほろ
出版日2011年05月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 八二一
(2020/01/10 19:41登録)
過激派の内ゲバをミステリにした勇気に敬意を表します。物的、状況証拠から犯行の動機のみを追う珍しい構成。文体に癖あり。

No.1 6点 虫暮部
(2015/07/28 11:38登録)
 衒学趣味を排して、意外なほど骨太な警察小説。濃密な思いのぶつかり合いが描かれていて読み応えがある。ただ個人的には、結末で明かされる雄人と和歌子の関係にさほど抵抗は感じないので、ホワイダニットとしての衝撃には欠けた。あと東京ディズニーランド行での“差額精算”の手掛かりはわざとらしいというか、その場で未緒ちゃんが気付きそうなものだが。

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