みんなのふこう 葉崎市シリーズ |
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作家 | 若竹七海 |
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出版日 | 2010年11月 |
平均点 | 6.00点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 6点 | まさむね | |
(2023/05/12 21:17登録) グイグイと、そしてスイスイと読まされました。17歳のココロちゃんの天然っぷりと運の悪さ(良さというべきか?)が印象的。 そんな中でどんなオチが待っているのか…などと様々に想定してしまう私は、心がひねくれているのでしょうか。スッと終わったなぁ…という寂しさが残りつつも、エンタメ小説としては面白かったです。 |
No.2 | 6点 | makomako | |
(2022/02/23 17:42登録) この小説の主人公のココロちゃんはなかなかすごい。 とんでもなくノー天気でトラブルメーカーなのに、なぜかぎりぎりで助かり本人は全くそういった意識がない。 はじめはちょっとこれで大丈夫かと心配になるほどですが、これが何とかなってしまいます。さりげなくたいへんな事件も起きたりしているのだが、やっぱりなんとかかたずいてしまう。 ちょっとした息抜きとして読むには良い小説でした。あまり長くもないし。 |
No.1 | 6点 | kanamori | |
(2011/04/07 18:50登録) コージー・ミステリでお馴染みの湘南・葉崎を舞台にしたスラップスティック小説で、これは面白かった。小説を読みながら声に出して笑ったのは久しぶりの様な気がする。 不幸を絵にかいたような天然少女「ココロちゃん」が引き起こす数々の騒動。悲惨なエピソードの連続は笑っちゃいけないのだろうけど、これが笑える。笑いの中にホロリとさせる場面もあって匙加減もいいと思う。 ミステリ要素が薄く、持ち味の毒気も抜けた若竹七海ながら、こういうのも息抜きにいいのでは。 |