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ミステリの祭典

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麒麟の翼
加賀恭一郎シリーズ

作家 東野圭吾
出版日2011年03月
平均点6.08点
書評数25人

No.5 5点 kanamori
(2011/05/31 18:49登録)
ヒューマン・ドラマとしてはありがちのストーリー。
データが後出しなので謎解きミステリを読むという楽しみもあまりなかったが、加賀恭一郎の観察眼の鋭さは今作も健在で、そこは面白かった。

No.4 6点 いけお
(2011/05/11 09:48登録)
相変わらず無難にまとまっているが、推理する余地がない。

No.3 6点 haruka
(2011/05/05 14:14登録)
良い意味で安定感のある面白さ。加賀刑事シリーズは、読者が犯人を推理するのではなく、加賀刑事の推理の過程を楽しむのが正しい読み方な気がする。

No.2 6点 こう
(2011/03/22 00:35登録)
 帯は「加賀シリーズ最高傑作」となっており作者の「看板に偽りなし」のコメントまでついていましたが個人的には全くそうは思いません。ただ加賀シリーズっていうだけでその作品世界が壊されなければ満足する自分がおりましてそういう意味ではまあまあでした。松宮刑事も登場しており看護師の金森登紀子も登場しておりまずドラマ化は間違いなさそうです。
 ミステリ度は薄く犯人も(おそらく読者が予想する誰を据えても)意外性はないストーリーですしおそらく本筋ではないのでしょう。被害者の行動の謎、息子の心情、行動の変化が主眼なんでしょうが「麒麟の翼」も含めて読者には推理不能でありその点は不満です。
 あと少しネタバレですが相変わらず作者は〇〇が嫌いなんだなあと思いました。読者側にその知識が前もってあると全体の構図がより予想通りで驚きが小さくなるのが残念です。

No.1 6点 ムラ
(2011/03/19 02:41登録)
加賀シリーズの最新作。
最高傑作というにはかなり疑問だけど、書き込まれた人間関係と加賀の人間観察がやはり面白い。
無駄な部分もほとんど無いからグダグダ感もなく一気に読める。
被害者側が受ける心の苦痛と加害者の連れ合も受ける悲痛な叫びの両天秤を書ききった作品となってしました。
しかし流石に推理する要素が少なすぎる気が。
それに「麒麟の翼」ってタイトルがちょっと無理やりすぎるんじゃないだろうか。表紙はカッコよかったけど。

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