home

ミステリの祭典

login
熊の場所

作家 舞城王太郎
出版日2002年10月
平均点6.60点
書評数10人

No.10 7点 風桜青紫
(2016/01/16 02:19登録)
インパクトのある語りやエピソードで読者をひきつけるのは優れた小説に必要不可欠な要素だろうが、舞城は短編においてもそのことをよく心得ている。この文体にしてもそれを違和感なく演出するための工夫のひとつだといえるし、短編においてもそのあたりのディシプリンが遺憾なく発揮されている。特に『バットマン』はユーモラスな出だしが興味をひきつけると同時に、その馬鹿馬鹿しさがバットマン自身の悲壮っぷりを際立たせる構成になっている。『熊の場所』における猫の尻尾だとか、『ビコーン!』の経血ベッドインも同様。笑いと恐怖というのは紙一重なのです。良くできた短編集。

No.9 8点 VOLKS
(2008/06/26 21:54登録)
あー、もうなんだろう。ミステリィという徹底感はないし、文学作品という徹底感もないし、ただただ舞城作品にずぶずぶとはまった感じ。

No.8 7点 ぷねうま
(2007/09/19 23:11登録)
ミステリではない。行間から舞城の愛が見え隠れ。気色悪くて心地良い。

No.7 6点 名無し
(2005/07/30 00:45登録)
この作品に限らず、舞城の作品はピュアーだね

No.6 6点 名無し
(2005/07/30 00:41登録)
この作品に限らず、舞城の作品はピュアーだね。

No.5 6点 バファックス
(2004/07/03 00:43登録)
表題作には不納得。なんか違うというか。ずれてるような飢餓。

No.4 6点 k−t
(2004/01/29 22:37登録)
もうジャンルがわかんなくなってきた。ミステリーとしては評価できないですね。舞城王太郎ファンだけかな?

No.3 5点 四季
(2003/11/06 18:30登録)
フツーに舞上さん。

No.2 9点 ズズズガガガ
(2003/05/02 00:39登録)
やっぱりそうだ、この人は暴力だけじゃない!暴力も暴力じゃない、今まで考えていた暴力の概念をくつがえす。短編もいいです。面白かった、ふかふかハードカバー、ハードじゃないハードカバーも気に入ってます。

No.1 6点 okuyama
(2003/01/26 16:00登録)
これまでの作品よりも更にブンガク色が濃厚になった分、元々希薄だったミステリの要素がますます減少してしまった。面白いけれど、ミステリだと思って読むと物足りない。ブンガク作品としても物足りない。過渡期かな、と思ってしまった。

10レコード表示中です 書評