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ミステリの祭典

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甦った女
ダルジール警視

作家 レジナルド・ヒル
出版日1997年04月
平均点6.67点
書評数3人

No.3 8点 ことは
(2020/03/14 17:19登録)
ダルジール、アメリカに渡り大活躍の巻。
シリーズとしては異色作だろう。
いやあ、でもやっぱりダルジールが活躍する話は面白い。
プロットも(ヒルにしては)直線的にすすみ、一気に読める。ヒル作の中では世評は低く感じているが、個人的にはベスト5に入る。

No.2 5点 nukkam
(2016/09/03 01:12登録)
(ネタバレなしです) 1992年発表のダルジールシリーズ第12作の本格派推理小説です。ダルジールの縦横無尽の活躍ぶり(無論どたばた要素もたっぷり)が快調で中盤までは文句なしに楽しめました。今回もダルジールの捜査とパスコーの捜査が交互に描かれていますが、両者が追いかける事件が共通しているためヒルとしてはわかりやすい筋立てで読みやすかったです。しかし政治的な臭いの漂う締めくくりにはすっきりできなくて残念でした。

No.1 7点 江守森江
(2011/01/18 04:42登録)
AXNミステリー先週のダルジール警視はこのエピソードが放送された。
ドラマ視聴前に図書館で借りておき、即おさらいした。
本作でドラマ制作が原作発表順と違う理由の一端が伺える。
予算の関係でアメリカロケをしない脚本制作に手間取ったのではなかろうか?
よってドラマ版ではダルジールは渡米しない分でスケールが小さい話になった。
原作は、ここまで読んだダルジール警視シリーズでは厚さも手頃なのに加え一番肩の凝らない面白さだった。
基本的にシリーズ作品なのでキャラと相関関係を理解して読む方が断然面白いので本作は何冊か読んだ後の方がいい。
過去の事件を掘り返すパターンにスパイ要素を絡め、最後はタイトルに暗示したオチで決着する。
なんてったってダルジールが恰好いいのが笑える。
嫁と一緒にドラマを観ていて「ダルジールって俺に似てるよな」と突っ込みをいれてしまった(←以前、嫁に似てると突っ込まれた仕返し)
本作では、ダルジール警視を演じるウォーレン・クラークがイケメンとは程遠いながら英国の中年女性に人気がある(らしい?)のがよくわかる。

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