home

ミステリの祭典

login
乾いた屍体は蛆も湧かない

作家 詠坂雄二
出版日2010年12月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 6点 虫暮部
(2014/08/20 13:54登録)
強引な話ではある。しかし各キャラクターの心理的な整合性はそれなりに取れていると思うし、その強引さも含めてひとつのもやもやっとした世界を形作れている。読了後に改めて見ると、カヴァー・イラストとか作者コメントとか、メタな伏線が大盤振る舞いだ。懲りないひとだ。 

No.2 6点 ayulifeman
(2013/01/18 13:56登録)
4人組が・・・っていう部分は最初の「この4人はすべて僕です」的な作者の一文でなんとなく想像がつきました。
そのことに関してところどころつじつま合わないかなって部分が出てきて保留しながら読んでましたが“やはり”でしたね。
人生とか、生き様とかこねくり回して斜めから見る感じ、大好きです。

No.1 4点 kanamori
(2011/01/17 17:53登録)
ニート青年4人組が、ゾンビ映画のロケハン中に発見した死体を巡る変化球のミステリ。
うーむ。毎回、既存のアイデアを使いながら、捻くれた仕掛けで予想外の着地を見せてくれる作者ですが、本書はイマイチかな。
密室からの死体消失の謎や、探偵役が4人じゃなく何故一人なのか?など、いくつかの違和感が一発で解消されますが、あまりカタルシスを感じなかった。

3レコード表示中です 書評