死の開幕 ルーン三部作 |
---|
作家 | ジェフリー・ディーヴァー |
---|---|
出版日 | 2006年12月 |
平均点 | 6.00点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 5点 | レッドキング | |
(2024/11/09 22:32登録) ルーン三部作(か?)その二。場末レンタルビデオ屋から、零細ビデオ制作会社に「栄転」したヒロイン。爆破テロ事件に巻き込まれたポルノ女優の死を追って、ビデオ作家への道の夢追い人となるが、同時に、テロ事件に絡んだ、数多の危険を呼び寄せる女探偵の道を突き進む羽目に。いかにも一癖ありそうな容疑者の男達が、三、四いや五人と出て来て、渋い壮年警官とのロマンス道連れに、すっかり、サラ・パレツキー風ヒロインみたいになっちゃった。犯人Who解明ナカナカだが、ツイストエンドは全くの予想通りで、逆に驚いた。 ※ルーン三部作その三、「Hard News」の翻訳を希望。 |
No.2 | 6点 | あびびび | |
(2011/05/20 18:50登録) 平凡だが、度胸満点の女性(ルーン)が主人公。あるポルノ女優のドキュメンタリーを自主制作しようと追いかけるが、その女優は爆弾テロで死亡する…。 それからは犯人探しに明け暮れ、容疑者の近辺をかぎ回るが、最後にあっと驚くドンデン返し?このために作者は伏線を張り巡らす…。 |
No.1 | 7点 | Tetchy | |
(2010/11/30 21:36登録) ジェフリー・ディーヴァーと云えばどんでん返しと云われているが、最初期の本書も正にそう。なかなか予断を許さない展開を見せる。 ただ描かれる映像業界の内幕と爆発物処理班の日常そして爆発物処理の過程は確かに読み物として読み甲斐はあるものの、読書の愉悦をそそるまでには届かなかった。説明的で食指が動くようなエピソードに欠けた。あくまでストーリーを修飾する添え物の領域を出ず、プロットには寄与していない。この辺はまだ作家としてのスキル不足、若書きの印象を抱いた。 |