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ミステリの祭典

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武器と女たち
ダルジール警視

作家 レジナルド・ヒル
出版日2001年12月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 6点 ことは
(2020/03/14 18:14登録)
タイトル通り、女性陣が主人公。特にエリーは、エリーの小説まで挿入される。作者はエリーをいい女として描いているのだろうか? 鼻につくキャラに感じるのだが。
それでも語りの面白さは安定しているが、本作は長さが気になる。シリーズ後期作では、一番下かな。

No.2 4点 nukkam
(2016/07/24 06:39登録)
(ネタバレなしです) 2000年発表のダルジールシリーズ第16作は(タイトルからも推測できるでしょうが)女性陣が目立つ作品です。とはいえダルジールも裏側でしっかり活躍しています。本書は過去作品の人物再登場や回想シーンが目立ちますのでダルジールシリーズ入門編としてはふさわしくありません。少なくとも「殺人のすすめ」(1971年)と「薔薇は死を夢見る」(1983年)は本書より先に読んでおいた方がいいと思います。本格派推理小説の要素は全くなく、(〇〇組織がらみの)スリラー小説系なのもシリーズ作品としては異色です。本の分厚さを感じさせないサスペンス豊かな展開はさすがですが個人的には推理による謎解きを楽しめないのが残念でした。

No.1 6点 kanamori
(2010/10/29 21:54登録)
ダルジール警視シリーズの第16作は、パスコー主任警部の妻エリーが主役を張る陰謀スリラー&冒険アクション風の物語。
ここ数冊ダルジールは脇役に回り、周辺のキャラにスポット・ライトを当てるような構成が続いていますが、本書はエリーを始めノヴェロ刑事など女性陣が大活躍します。シリーズ通読者でないと判りずらい回想が挿入され、謎解きミステリの妙味もあまりないので、これ単独で読むのはキツイかもしれません。

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