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ミステリの祭典

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ニューウェイヴ・ミステリ読本
千街晶之・福井健太 編

作家 事典・ガイド
出版日1997年03月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 5点 kanamori
(2011/01/03 16:43登録)
平成の新本格派とその周辺の作家の作品に絞ったミステリ・ガイド。
企画のなかでは、18人にもおよぶ作家のロング・インタビューが興味深かった。作品ガイドは内容紹介が詳細なぶん、収録作品がごく一部に限られているのが残念。
本書で取り上げられている作家は結構読んでいるつもりでいたが、何故かほとんど内容を覚えていない。むしろ、それ以前の昭和のミステリのほうが記憶が鮮明だ。本書を参考にこの辺の作品もアップしていこう。

No.2 6点
(2010/10/02 17:27登録)
新本格作家と同世代本格作家にスポットをあてた評論&ガイドブック。
作家、作品種々盛り沢山に集めてある。文字がぎっしり詰まっているので、ちょっと抵抗はあるが、すこしずつ拾い読みできるのが良い。作品ガイドも多数載せてあり、これから新本格を切り拓きたい人にはおすすめ。今後活用しようと思っている。

1997年発行とある。ミステリを休止し、新本格に特段の興味を示さなかった時期のはずだが、その頃から何故この本が積んドクされていたのか、それが最大の謎。

No.1 8点 Tetchy
(2010/09/18 00:29登録)
新本格だけを焦点にしたミステリガイドブック。
だが新本格そのもの自体がマニアックな領域であるためか内容もマニアックなものとなっており、本来初心者のための案内書という意味でのガイドブックとしては不合格と云わざるを得ない。
その最たる一因は掲載されている評論が難し過ぎる。もっと平易に判りやすく出来ないものか。恐らく編者にしてみれば十分満足のいく一冊だろうが、それは編者の自己満足に過ぎない。

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