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ミステリの祭典

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交渉人・爆弾魔
交渉人シリーズ/旧題『交渉人 遠野麻衣子・最後の事件』

作家 五十嵐貴久
出版日2007年09月
平均点5.00点
書評数3人

No.3 6点 zuso
(2022/02/26 23:44登録)
タイムリミットが迫る中で犯人と爆弾の所在を突き止めなくてはならない。サスペンスの王道のような作品だが、常に予想を裏切る展開が待ち構えているのに加え、奇抜なアイデアと意外な真相が絡み合っている。

No.2 5点 メルカトル
(2012/08/17 21:17登録)
この手の作品は一気に読んでしまったほうがより楽しめるね。
内容としては所々に見せ場が用意されているが、その他のシーンは平板な印象を受ける。
登場人物も結構多いが、感情移入できるような人物造形がなされていないのは残念であった。
また、タイトルは「交渉人」となっているが、犯人側との交渉シーンは全くないので、期待外れの感は否めない。
前作と比較するとやはり数段落ちると思うのは自分だけではないだろう。

No.1 4点 江守森江
(2010/06/27 23:55登録)
昨日ドラマ化された作品が放送され録画を観た。
単行本タイトルは最後の事件となっているがシリーズの新作も出た。
オウム真理教の地下鉄サリン事件と麻原を想起させる設定な教祖の釈放要求に絡む爆弾事件で、爆弾犯から交渉人に指名される遠野麻衣子だが、交渉の余地は少なく、心理戦を期待すると肩すかしをくらう。
爆弾魔事件が一旦終結するが、まだ残りページがあり(ドラマ同様に)先の展開が読めてしまった。
作者らしくリーダビリティは高い反面、如何にも二時間ドラマ的で薄っぺらい。
※注意事項
ドラマは違う設定の裁判で始まり問題なかったが、原作は前作のネタ(犯人)バレ裁判シーンから始まるのでシリーズ順に読んで下さい!

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