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ミステリの祭典

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笛吹けば人が死ぬ

作家 角田喜久雄
出版日1980年07月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 5点 ボナンザ
(2015/10/17 21:07登録)
日本推理作家協会賞受賞作だけあって完成度の高い作品。

No.2 6点 江守森江
(2010/07/13 21:14登録)
※但し書き
表題作のみを書評対象にしています。
表題作のドラマ化作品(日本探偵作家クラブ賞受賞作シリーズ)が今日テレ東で再放送され、読みたくなり図書館に赴いた。
都合良く表題作を収録した大活字本があったので表題作のみを読んで来た。
被害者・実行者・探偵までも操り、自分は法的な裁きを受けない凝ったプロットの作品。
ドラマ(一時間物)は、過去と現在の少女(老婆)を野村真美→南田洋子が魅力的に演じ、原作に負けない良作だった。

No.1 7点 kanamori
(2010/05/04 00:01登録)
戦後発表されたミステリを収録した短編集。
加賀美捜査課長もの2編の中では、暗闇の中の巧妙な殺人トリックを使った端正な本格編「霊魂の足」、明石良輔ものでは、操りミステリ風で少女の造形が不気味な「笛吹けば人が死ぬ」が印象に残りました。
奇妙な味もしくは怪奇譚では、「沼垂の女」と「悪魔のような女」が古さを感じさせるどころか、新鮮な驚きを感じさせ、むしろこういった作風の方が持ち味ではと思います。

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