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ミステリの祭典

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警察署長
ウィル・リー・ノヴェルズ

作家 スチュアート・ウッズ
出版日1984年02月
平均点7.50点
書評数4人

No.4 6点 蟷螂の斧
(2018/08/25 13:34登録)
(東西ミステリー・ベスト100の40位)ジョージア州の田舎デラノの三代にわたる警察署長の物語で、ミステリーというより大河小説ですね。主題は人種差別や政治に係るもので、犯人の心理や動機などはほとんど語られません。よって高評価はつけ難い。

No.3 9点 itokin
(2010/09/10 12:05登録)
友情、家族愛等、アメリカ南部の開拓時代からの生活観のある物語で心に響く。又台詞の言い回しが秀逸で作者の才能をうかがわせる。最終の盛り上がりも良く好きな作品のひとつになった。

No.2 7点 こう
(2010/08/09 01:09登録)
 重厚な大河小説の趣きです。ガイド本で折原一氏が「古今東西ベスト1」と書いていたのが非常に意外でした。
 サイコサスペンス、警察小説、エンターテイメント小説の要素もありますが本格度は高くありません。エンターテイメント小説として楽しむべき作品なのでしょう。
 小学生の頃(おそらく出版直後)ドラマ化されていたのを家族で見た記憶があります。

No.1 8点 あびびび
(2010/04/30 11:01登録)
地方の名士が自分の企業を根付かせるために街づくりを始める。人口が増え、警察が必要になり、綿作り農家を見切った男が「警察署長」になった。署長といっても最初はひとりだけのスタートである…。

そこから始まる壮大な物語。その時代に起こった殺人事件が50年を経て解決されるストーリーは人種差別の問題なども絡み、その複雑さを改めて考えさせられる。

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