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ミステリの祭典

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私刑
ケイ・スカーペッタ検屍官

作家 パトリシア・コーンウェル
出版日1995年12月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 5点 蟷螂の斧
(2016/08/17 13:25登録)
裏表紙より~『凍てつくような冬のニューヨーク。ひらひらと雪の舞うセントラルパークで名もなき女が無惨な死体で発見される。恐怖の殺人鬼ゴールトが遂にその姿を現わす。スカーペッタ、マリーノ警部、ベントン捜査官の必死の追跡が続く。やがて明らかにされるゴールトのおぞましい過去。検屍官シリーズ、戦慄のクライマックス!』~

シリーズ6作目。シリーズものの宿命か?、人物関係の説明が簡単にかたずけられてしまうので、最初から読んでいないと各人物(特にケイの姪・ルーシーやその友人であったキャリー~第5作を読まないと不明)に感情移入できないというのがやや欠点。特に犯人は、第4作「真犯人」から登場しているのですが、どういう人物像かが良く伝わってこない。これは主人公ケイの一人称で語られるため、犯人側の心情が全く不明(語られない)。子供の頃の行動(特に本作の重要部分に繋がる)や、ケイを守る?ような行動、最終的な目的など、どのような心境だったのか?モヤモヤ感が残る結果です。

No.2 6点 TON2
(2012/11/04 21:06登録)
検屍官シリーズ第6弾。
ニューヨークを舞台にして、検屍官のスカーペッタ、FBIのベントン、警察官のマリーノが、宿敵ともいえる殺人鬼ゴールトを追い詰める物語です。
このシリーズもこの作品あたりまでが緊張感のあるストーリーで、以後の作品には無理がきていると感じます。

No.1 8点 あびびび
(2010/04/02 14:48登録)
いわゆる検屍官シリーズの最高峰ではないかと思う。一番ミステリ的要素が多く、連続殺人鬼との対決は息を呑む。

舞台は真冬のニューヨークだが、犯罪多発地域の舞台裏と言うか、その重苦しい人間模様がリアルで興味深い。

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