home

ミステリの祭典

login
本格ミステリ館焼失

作家 早見江堂
出版日2007年12月
平均点4.00点
書評数3人

No.3 5点 名探偵ジャパン
(2017/01/07 19:42登録)
これ、途中の枠で囲まれているところ(200ページ近く)は、探偵役の人物が「ずっと喋っていた」ってことでしょう? 凄すぎ。黙って聞いていた依頼人も凄すぎ。
『本格ミステリ館焼失』まさに、「本格ミステリ? トリックとか考えるの面倒くせぇー!」と頭に来た作者が、途中まで考えていた「本格ミステリ作品」のプロットを焼き尽くしてしまったかのような投げやり感がありました。
「まさか!」と思ってみたら、やはり本作もメフィスト賞出身……

No.2 5点 nukkam
(2014/07/17 12:28登録)
(ネタバレなしです) 矢口敦子(1953年生まれ)が早見江堂名義で発表した三部作の2007年出版の第1作ですがうーん、途中までは文句なく楽しめたのですが本格派推理小説としてこの結末はどうなんでしょう?大胆かつ衝撃的であることは間違いないのですが、これを納得できる読者はよほど許容力が強い読者か、ありきたりの真相ではもう物足りないという末期的症状の(笑)読者しかいないのでは。私はそういう読者ではないので悪夢を見ているかのような結末に打ちのめされました。でも(この三部作の範囲内では)まだましな方だったかも(笑)。

No.1 2点 江守森江
(2010/03/18 22:17登録)
「歴代ワースト・ミステリ・ランキング」があればナンバーワンを争うと評判な作品で三部作の第一弾。
どうせ図書館で借りるからリスクは低いとの思いから、この手の評判な作品に滅法弱い(読まずにスルー出来ない)
「普通にミステリーも読む~本格ミステリは大好き」な一般の方々の殆どが「ダメミス」の烙印を押すだろう!
作品の方向性が「クズミス」に相応しくゴミ箱一直線!
唯一「虚無への供物」崇拝な作者の同士だけが神に許される・・・・・・かもしれない。
ある意味で「禁断の書」と云える。

3レコード表示中です 書評