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ミステリの祭典

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デパートへ行こう!
「行こう!」シリーズ

作家 真保裕一
出版日2009年08月
平均点5.50点
書評数4人

No.4 4点 いいちこ
(2019/12/15 10:49登録)
作品の立ち位置は理解しているが、「登場人物が多すぎて整理されていない」「緊迫感がまるでない」「フィージビリティに無理がありすぎる」等、あまりにも減点材料が多く、この評価

No.3 7点 白い風
(2011/03/04 11:58登録)
自殺志願者・ヤクザに追われた元刑事・家出をしてきた若いカップル、そして会社に復讐しようとしている女性店員・・・。
そこに、社長や警備員たちが加わったちょっとドタバタ劇だったね。
展開も大体先読みできてミステリー劇の定番の緊迫したシーンはなかったけど、意外と楽しめたよ。
ラストに侵入者だけでなく、警備長にも焦点を当てたところをちょっと評価して甘めの7かな。

No.2 5点 kanamori
(2010/06/14 18:21登録)
自殺志願の中年男や家出した若いカップルなど、いずれも訳ありの男女4組が閉店後の深夜の老舗百貨店に忍び込んで引き起す騒動を描いた群像劇。
作者の生真面目な性格の表れなのか、期待したドタバタ・コメデイではなく、デパートを巡る陰謀話からステロタイプな人情話に終わっています。しかし、このあらかさまなデパート賛歌、業界からいくらか貰っているのか?

No.1 6点 江守森江
(2010/02/11 13:09登録)
「三越」を想起させる老舗デパートの閉店時間後の店内で巻き起こるドタバタコメディミステリー。
主要登場人物全員が主人公的な多視点の描写が先々の映像化を意識している感がある。
デパート本社内の陰謀や恋愛関係に親子関係まで絡めて場面が交差する辺りはドタバタコメディの王道で、御都合主義と予定調和もお約束。
読者に先が読める展開は安心感を出す為だし、リアリティに欠ける警備体制の緩さも主役級警備員のキャラ立ちの為で、確信犯だろう。
ハッピーエンドで読後感も良く、肩の凝らない読書に持って来い。
ネタ的に映画にするにはチープな感じなのでスペシャルドラマ向けだろう。

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