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ミステリの祭典

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日本ダービー殺人事件
十津川警部シリーズ

作家 西村京太郎
出版日1977年08月
平均点4.33点
書評数3人

No.3 5点 E-BANKER
(2010/08/05 22:17登録)
十津川警部が探偵役の初期作品。
ダービーまで無傷の連勝街道を驀進していた1頭のサラブレットをめぐって、八百長疑惑と連続殺人事件が発生、2人の競馬新聞記者と十津川が巻き込まれていきます。
肝心の殺人事件の方は感心できませんねぇ・・・
ラストにひっくり返されるのはまぁいいとしても、真犯人がいかにも唐突すぎて、何の伏線も感じませんでした。(実際ない)
競馬界の体質云々や騎手・馬主の薀蓄なんかは面白く読ませてもらいました。かれこれ30年も前の作品ですが、競馬界はあまり変わってないような気がします。
(余談ですが)1番感動したダービーは、サニーブライアンが勝ったダービーですかねぇー。皐月賞を勝ってもフロック視され、人気薄で挑んだダービーで見事に優勝し二冠馬! 「見たか!」といわんばかりに手を上げた大西騎手の姿に何だか泣けてきたのを思い出します。(普段は地味な騎手でしたから・・・)

No.2 5点 akkta2007
(2010/01/24 21:41登録)
西村京太郎の作品の中でも今回のは・・・・少し変わった感じの物語であった。年代的に古い作品であるからだろうか?とも思ったりしたが、それでも解決間際の事件が2転3転するあたりは面白かった!競馬にはあまり興味がないが・・・

No.1 3点 江守森江
(2009/11/15 00:06登録)
12連勝でダービーを向かえる大本命馬の陣営に脅迫状が届き、騎手が殺され乗替で挑んだダービーで4着に沈む。
トラベルミステリー以前の西村作品では、色々な謎や不正の捜査を十津川警部がしていて楽しい。
しかし、作品としては当時国民的人気だったハイセイコーと八百長疑惑を書きたかっただけの様でミステリーとしてはお粗末なので現在のトラベルミステリーに通ずるものがある。

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