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ミステリの祭典

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闇に潜みしは誰ぞ

作家 西村寿行
出版日1978年11月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 E-BANKER
(2010/06/06 14:27登録)
巨匠得意のバイオレンス&アクションですが、本作品は全体的に軽いタッチで、あまり重厚さはありません。
核兵器を製造する際に必要な幻の液体「重水」をめぐって、3つのグループが死闘を繰り広げます。
氏の作品には、”ものすごい特殊能力や訳の分からない××拳法の達人”という現実離れした人物がよく登場してきますが、本作品は普通の能力の登場人物ばかりで、そういう意味では安心?して読み進められます。
キャラとしては、大学の地質学講師「土田明子」の造形が見事・・・荒くれの山男たちの間にさらされ、まさに体を張った活躍をしてくれます(?)
男のロマンを感じたいときにお勧めの一作。

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