home

ミステリの祭典

login
吾輩はシャーロック・ホームズである

作家 柳広司
出版日2005年11月
平均点6.75点
書評数4人

No.4 6点 まさむね
(2026/05/21 21:42登録)
 イギリスに留学中の夏目漱石が神経衰弱に。自分はシャーロック・ホームズだとの妄想にとらわれ、ワトスン博士の下に連れてこられる。スコットランドで調査中だった真の?ホームズからは「僕ガ帰ルマデ彼ヲ〝ホームズ〟トシテ扱ッテクレタマエ」との電報が。そんな中、博士と共に参加した降霊会で殺人事件が…という展開。
 まずは、漱石がホームズになりきっている姿、特に頓珍漢な推理も含めた周囲との会話が可笑しい。その一方で、植民地支配など、当時のイギリスの状況や日本との文化比較などにも触れられています。ホームズネタ、漱石ネタが盛り込まれている辺りも作者らしい。
 ちなみに、作者は夏目漱石先生が大好きですよねぇ。漱石絡みの作品を読むのはこれで3冊目(多分)。そして、どの作品も結構面白いのですよね。

No.3 7点
(2015/01/13 12:21登録)
 面白い。ホームズになりきったナツメ氏の姿を想像するだけで笑ってしまいます。

No.2 7点 あるびれお
(2010/01/27 03:51登録)
漱石とホームズという取り合わせは、島田荘司氏の「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」を思い出してしまう。
あの中ではホームズの方が奇妙な人物として描かれていたが、こちらでは漱石が「おかしく」なってしまい、ホームズになってしまったと思い込むという設定。
実在する人物や事柄と架空の人物や事柄が交錯し、なるほどなあ、と思わされる部分もあって、楽しく読むことができた。

No.1 7点 makomako
(2010/01/13 21:36登録)
パスティーシュは作者の思い入れがたっぷりと入るため、読むほうの感覚が一致しないとどうしてもしらけてしまう。この作品はよく出来ていると思うが、原作に対して私が抱いている感覚と多少異なるところもあるためかしっくりこないところもあった。面白いは面白いのですがね。

4レコード表示中です 書評