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ミステリの祭典

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林檎の木の道

作家 樋口有介
出版日1996年04月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 4点 ボナンザ
(2023/09/05 18:57登録)
流石にここまで犯人像が似通っていると読めてくるが、細かいことを気にせず読むべき青春ものだろう。

No.2 6点 makomako
(2010/02/07 09:14登録)
 「ぼくとほくらの夏」とほとんど同じ感じ。登場人物も名前は違うが原則的に同じ。もちろんストーリーは違うのだが続けて読むと何だか同じ小説を繰り返し読んでいるような感じになる。シリーズものならだんだん主人公や周辺の人たちに愛着を感じるてくることも多いのだが、違う小説で同じような内容だと作者の限界を感じてしまう。
 読書感のよい小説なのだが二番煎じといった感じを受けたので評価はこの程度。

No.1 6点 あるびれお
(2009/09/25 10:18登録)
樋口有介の作品は、その殆どが似た色合いを持つ。探偵役の男は、学生だろうが中年だろうが、屈折しているくせに(それゆえか?)なぜかよくもてる。柚木草平なんて、なんであんなにもてるんだ?そして、事件の中で主人公と対をなすヒロインは、決まって勝気で潔癖症でまっすぐで。その組合せの妙は楽しめるのだけれど、そればっかり、というのも「なんだかなあ」という気にさせられる。別に、水戸黄門のような「お決まり」が悪いとは言わないが...読んでいて心地よいし、時々無性にこの「お決まり」を読みたくなる。同じテイストでも、「ぼくと、ぼくらの夏」よりも、こちらの方が、個人的には好みかな。

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