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ミステリの祭典

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特急「白鳥」十四時間
十津川警部シリーズ

作家 西村京太郎
出版日1984年11月
平均点5.67点
書評数3人

No.3 5点 まさむね
(2011/01/06 23:27登録)
【東北新幹線青森延伸記念(その2)】
 これまた,20数年ぶりにナナメ読み。
 当時は大阪と青森を結ぶ昼間長距離特急だった「白鳥」も,今となっては完全に青函連絡特急の位置づけに。よって,今は14時間も走らない訳ですね。時代を感じますねぇ。
 で,この作品。サスペンスとして読めば,結構悪くないですよ。
 新幹線が函館まで延伸されると,この「白鳥」って名前もどうなることやら。その意味では,ここ数年が読みドキか(笑)?

No.2 6点 測量ボ-イ
(2009/09/28 21:03登録)
いまは廃止された、大阪~青森間直行の特急列車が舞台とな
るトラベルサスペンス。読んだのはもう24~25年くらい前に
なります。
残念ながらミステリ色は薄いのですが、サスペンスものの割
り切って読めばなかなか楽しめる作品。

この本に触発されて(?)、読んでから約3年後にこの「白
鳥」と青函連絡船を乗り継いで北海道旅行したことを懐かし
く思い出します。

No.1 6点 E-BANKER
(2009/09/25 23:58登録)
十津川警部物ですが、通常のトラベルミステリーとはちょっと違いタイムリミット・サスペンス風です。
十津川警部のパートナーとして欠かせない亀井刑事が命を狙われますが、彼はあえて自身を囮として特急「白鳥」に乗り込みます。「白鳥」が青森駅に着く十四時間の間に犯人を捕まえることができるのかというのが粗筋。
通常の謎解きものにはない緊張感があり、他のトラベルミステリーよりはお勧めです。ちなみに、現在の「白鳥」は八戸~函館間を走る列車に変わっています。

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