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ミステリの祭典

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手焼き煎餅の密室
激アルバイター・倉西美波

作家 谷原秋桜子
出版日2009年08月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 4点 ボナンザ
(2020/07/04 11:19登録)
本編と違って日常の謎ものだが、ややこじつけ感が強いか。
挿絵の淡い感じがいい。

No.2 6点 kanamori
(2010/07/04 17:13登録)
激アルバイター・美波シリーズの連作短編集。
番外編というか長編3作の前日譚で、5編収録されています。
意外な人物が出てきたりしてシリーズを通して読んできた人には楽しめる内容ではと思います。
なかでは、「回る寿司」が日常の謎タイプの秀作でした。

No.1 6点 江守森江
(2009/10/24 17:08登録)
「美波の事件簿」シリーズ前日談を描いた初の連作短編集で、ミステリーズ!連載の4話に書き下ろしを加え纏めた。
シリーズ長編でのラノベ色を纏った「正統派本格ミステリ」と違い、連載された短編では「日常の謎」にシフトしているが、提示される謎や論理的解決は長編以上に濃縮された本格ミステリと云える(特に「廻る寿司」)
更に、一冊に纏める事を前提に連載時に仕込んだ伏線を回収しながら残された主要キャラを登場させる書き下ろしは東京創元社の短編集らしさに溢れニヤリとした。
長編での名探偵(修矢)も、まだ成長途上で(長編では冥土にいる)じいちゃんが名探偵なのも楽しい。
ラノベ風な作者だが本質は本格ミステリにあり侮れない!

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