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ミステリの祭典

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虫とりのうた

作家 赤星香一郎
出版日2009年08月
平均点5.67点
書評数3人

No.3 4点 zuso
(2021/08/24 22:35登録)
都市伝説に絡めて、あり得ない出来事が重なるシンクロニシティの序盤は、掴みとしては良い。しかし、その偶然が必然へと連なっていかないもどかしさがある。
あくまでも、不気味な雰囲気を味わうための物語なので、ミステリとして読むと肩透かしを食らうでしょう。ありきたりのホラーに終わっている。

No.2 6点 makomako
(2010/07/24 16:45登録)
私はミステリーよりホラーの要素を強く感じました。読んでいるとそれなりに面白いのですが、ちょっと気味が悪いところがあり好みとはいえない。
作者から解明されていない秘密が隠されているとコメントされているが、残念ながら私は見つけられなかった。その秘密をみつけないとこの話は解決されないというから難儀なことです。したがってみつけられなかった私はもうひとつ割り切れないままとなりました。

No.1 7点 メルカトル
(2009/09/20 23:25登録)
良く言うとミステリとホラーの融合。
悪く言うとどっちつかずの凡作。
しかし!先を読みたくて仕方ないのだが、読むのが勿体無い、そんな読書の至福の時を過ごせた事は疑いようのない事実。

筆者はかなりのストーリーテラーぶりを発揮している、新人離れした力量の持ち主だと思う。
読んで損はない。

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